幸福駅跡に神社を・・


2018/5/26

幸福駅跡に神社を・・

 
昨日一月ぶりに首都圏に戻った。
バスで大樹町から帯広空港に向かう途中、旧国鉄広尾線「幸福駅跡」を通った。
とかち帯広空港までは、車で10分もしない田園地帯にその駅跡は在る。
 
駐車場には十数台の自動車が停まっていた。平日の昼過ぎだというのに訪問者は多いようだ。
この観光スポットには年間10万人近くが訪れる、という。一日当たり270人強だ。
殆ど交通手段が無い、といっても良い不便な立地からすると、驚くべき吸引力だ。
駅名が持つ吸引力、という事か・・。ネーミングの勝利か。
 
 
やはりこの駅跡には、神社か祠(ほこら)を立てるべきだと思う私である。
縁結びの神を祭神にしたら好かろう。
日本人の八百万(やおよろず)の神信仰の土壌にあっては、この様な観光客と言う名の参拝者の存在は、新しい神社の創設を暗に促しているものと思われるからである・・。
 
日本人は多神教であり、いろんな対象物に神と言う名の信仰対象を見出す。
日本人にとって神と言うのは、信仰者の想いが向かう対象物であるからだ。
年間10万人近くが集うこの「幸福駅跡」は、それだけの想いが在るのだから、日本人の所謂(いわゆ)る宗教観から言えば、充分神に成り得ると思う。
 
 
廃線に成って40年近くは経つと思う今日もなお、これだけの来場者が居るのだからその参拝者たちの想いに応えるべきではないか、などと想いながら空港のレストランで生ビールを呑んでいた初夏の一日である。
 
 
 
 
 
 
 
オレンジ色の車両が緑の牧草地に映える「幸福駅」跡地
 
                                      
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 





 
 
 



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