どうやら関東以西は軒並み梅雨に入ったようだと、TVの気象情報は伝えている。
私は今週の火曜日から十勝に戻ってきているので、梅雨は知らない。
私が首都圏に居た10日ほどはまだ快晴で、最高気温30度前後の暑さ一歩手前の、比較的過ごしやすい気候であった。
そして北海道である。
ご存知のように北海道には梅雨がない。
学生時代京都に居た時、そのことを函館出身の友人に問うと、梅雨前線が北海道までは上がらないから梅雨が無いのだと、教えてもらった。
因みに梅雨をもたらすこの季節の水蒸気の塊は、遠く離れたインド洋沖に発生するのだという。それがヒマラヤ山脈を次々と越えて中国、朝鮮半島を経由して遥か日本までやって来るらしい。
そのヒマラヤ山脈を越えるとかいう梅雨前線も、どういうわけか津軽海峡は越えないのだという。津軽海峡恐るべし、なのであろうか・・。
北海道に移って10年近くになるが、家人は当初北海道に梅雨は無いけども、この時期雨が降ることに驚いていた。その事に若干の不満もあるようだった。
しかし私にしてみれば、6月下旬ころから始まるあの蒸し暑い梅雨がないのだから、天国である。
私にとって、6月下旬から9月中旬まで続く「蒸し暑さ」と「灼熱の真夏日」「熱帯夜」が無いだけでも北海道に来た価値があるのだ。
たとえ11月下旬から4月上旬の半年間に、マイナス20~30度の日々が続いたとしても・・。


