今日はお盆明けの初めての月曜日であるが、北海道では今日から二学期が始まるところが多いようだ。北海道の夏休みは本州と比べて明らかに少ない。確か25日前後だったと記憶している。その理由は冬休みが長い事の裏返しである。
本州の夏休みが概ね40日前後あることからその差の15日2週間ほどが北海道では、冬休みに回るのである。
従って北海道の冬休みは本州より2週間近く長く、夏休みと同じくらい続く。スタートは本州と殆ど変わらないでクリスマス前後に始まり、冬休みが終わるのが1月の18日前後であったかと思う。
今年の北海道十勝地方は20度前後の日がずっと続いており、例年だと30度近い日が1週間程度は続くのだがそれもなく、晴天の日も多くは無かった。したがって首都圏を始めとした本州のうだるような暑さとは全く無縁で、過ごし易い夏であった。と同時に一抹の物足りなさを感じてもいた。
その天候は精神的な物足りなさばかりではなく、十勝の主要産業である農業にも少なからぬ影響を与えているようであった。雨は適度に降っていたが太陽の日照が十分ではなかったからだ。報道などによると通常より7日程度発育が遅れている、らしい。
家人もビニールハウスで野菜などを栽培しているのであるが、同様のことを嘆いていた。
しかしここ数日晴天が続き、今日などは30度に迫る気温に成るらしい。十勝のアグリカルチャー従事者は喜んでいるに違いない。が子供達には少しばかり遅すぎた夏かもしれない。
お盆が過ぎ、夏休みが終わると素早く秋がやってくる。それは朝夕の気温低下から始まる。
まだ暖房を入れるほどではないが、頭の片隅でそういったことも考え始めるのである。実際には9月下旬か10月上旬から早朝の暖房は始まることに成ろうかと思う。
そしていよいよ秋味の季節に成る。ここでいう秋味とは鮭のことであり鮭が産卵に向けて太平洋辺りから故郷の清流を目指してやってくるのだ。太古以来続く北海道の風物詩である。それに伴い太平洋沿岸の漁港は活性化し、漁師たちが一年で一番忙しい時期を迎える。実りの秋である。

