昨日は今年の「夏至」であった。 夏至は言うまでもなく一年で最も昼が長い日であり、逆に一番短い「冬至」と共に、季節が大きく反転する「区切りの日」でもある。 「冬至」が冬から春への転換日であり、比較的welcomeな日として”祝祭感 ”を以って、ポジティブに受け入れられるのに対して”夏至 ”の場合は、そこまで祝祭感はない。 夏から秋、そしてやがては冬にと向かう事はあまり高揚感を伴わない、という事なのであろうか・・。 夏至を境に”灼熱の夏 ”を迎え、「秋分の日」を経て”実りの秋 ”に至ることは、本来は高揚感も高く「収穫祭」等といった、多くの果実や成果を得る歓びの時節であるはずなのだが、 ”春を待つ ”想いよりも”祝祭感 ”や”高揚感 ”が低いのは、一体何故なのであろうか・・。 と、そんな事を考えながら今年の夏至を過ごした。 ![]() しかしながら確実に言えるのは、これからの5・6週間のあいだに一年で最も暑い日である「大暑:7月22日」や、「小暑:7月7日」がやって来る、という事であり「盆休み」が過ぎるまでは、覚悟して体調管理に臨まなくてはならない、という事であろう。 私の棲む北海道の道東は、本州ほどでは無いからまだ過ごし易いのであるが、冬季の「冬至」からの5・6週間がそうであるように、この季節の「折り返し地点」からの1ヶ月が最も厳しい時節である。 私達は”暑さ負け ”しない様に、その厳しい日々を遣り過ごし乗り切るための、準備と覚悟とが必要なのである。 |
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=人物検証物語= かつて「人間国宝」の打診を二度辞退した人間がいた。 その人物は生前の人間評は必ずしも芳しいとは言えない人物であったようで、とりわけ若い頃は上昇志向が高かったらしいと、評伝などで知っていた私(柳沢)は、その同じ人物が人生の晩年において、なぜ「人間国宝」という美術・工芸界では最高位といってよい褒章を拒み続けたかが、ずっと気になっていた。 その人物は北大路魯山人といい、「食の世界」においても「陶芸の世界」においても、更には「書の世界」においても深いレベルに達し、自分の美意識に対して忠実に生きてきた人物であった。その人間としての純粋さの故に、他者に対して厳しい批評を繰り返してきたという。 私はその彼が、何故「人間国宝」という文化や創造の世界では最も著名な栄誉を拒んできたのか、そのことがずっと気に成っていた。 この物語はその疑問を晴らすための過程を綴った「ものがたり」である。 = 目 次 構 成 = ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() *2024年1月1日この物語は完結しました。 |
![]() 〒089-2100 北海道十勝 , 大樹町 ![]() ] ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |