春丘牛歩の世界
 
本来ならば雪が降るべき時節なのに、雨が降っていた。
雨が止むと、上空を小白鳥やカモなどが群れを成して飛行している。
本州では25度を超える夏日なのだという。
窓の外では虫たちの姿も見るようになった。
 
”雨水””北帰行””啓蟄”いずれも春の先駆けなのである。
春分の日を過ぎ、彼岸が終わると一気に春が進んで来た感がある。
 
そしてサッカー日本代表である。
この21日のバーレーン戦、昨日のサウジアラビア戦の3月の連戦は、勝ち点4を得てバーレーン戦の勝利で来年のW杯への出場を決めた。
喜ばしい事である。
 
バーレーン戦の勝利の立役者は1アシスト1ゴールを決めた久保建英であった。
彼の奮闘が今回のW杯出場を決定づけたのは間違いない。
 
 
        
 
 
さはさりながら、相変わらずの”個人技頼み”で、チーム戦術が乏しく、チームとしての約束事の乏しい森保采配では、限界が見えている。
今回のバーレーン戦やサウジ戦がそれを示していた。
 
今の闘いのままではグループリーグ突破が関の山であろう。個々人の能力が歴代最強レベルであっても、チーム戦術やチームプレーで勝てるように成らないと、Best8の壁は越えられないだろう。
 
個人能力重視の森保監督の限界は、今回の二つの試合でも明らかである。
JFAの会長が田嶋から宮本に替わったのは、希望が持てるが森保氏の交替が実現しない限り、日本代表は次のステージには上がれないだろう。
 
これからの14ケ月W杯本番までに何が起きるのか、期待感を込めて注視していきたい。
 
 
 
 
                 お知らせ
 
*4月1日:本日より『コラム2025』を公開いたしました。「睦月」「衣を着、更に重ね着る、如月」「弥生三月」の3ヶ月分になります。
 
*3月22日:『甲斐源氏の祖、源義光』に新しく
”穴太衆”と”黒川衆”を公開しました。
 
*12月12日「食べるコト、飲むコト」に
               を公開しました。
 
11月28日「コラム2024」に 
              を公開しました。
 
 
 
    ♠     ♠     ♠     ♠
 
【会員制システムの修正】               
                    2025/04/01
 
*昨年6月より始めた「会員制システム」は、あまり普及してない事や維持管理に手間がかかる事、今年から当該HPへの関与時間が少なく成る点などを考慮し、原則として「会員システムを廃止」とし、そちらに向けて順次修正のうえ、full公開とします。                         
                                   
                       春丘牛歩           
 

  南十勝   聴囀楼 住人

                                 
           
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                                                
  

 
   
      

  
 
 
このコーナーは、サッカーワールドカップロシア大会の期間に私が書き続けたコラムを取り纏めたコーナーに成ります。(一部はブログからも転載してます。)
2018年のW杯の記念に、このメモリアルなコーナーを設けました。
これまでのHPの扉ページから、こちらに引っ越したわけです。
 
            【 目 次 構 成 】
1.「W杯に期待してもいいのか・・」2018/06/13
3.「昨日のコロンビア戦2018/06/20
9.「いやな予感・・・2018/06/27
11.「恐るべし水ダコ様⁉2018/06/28-29
 
 



 

W杯に期待してもいいのか・・。「2018/06/13ブログ」より転載

 *2018/06/13
  
 
昨日の夜はスタメンの発表時点から、期待感はあった。
DF面での安定感が、予測できたからだ。
昨日までのDF陣には安定感は無かった。キーパーの川島を初め吉田も一試合の中で必ず1・2回はポカをやりそれが失点につながっているからだ。
槙野は前からの敵には対応できるが、横や後ろからの攻撃には不十分だ。
従ってこの三人が最後の防波堤だと安心して観ていられないのだ。
しかし昨日は鹿島のセンターバックがしっかりと固めていた。
GKは東口と中村だったので、彼らがどれだけ出来るのか見てやろう、という感じだった。 
 
鹿島のDF陣には最後まであきらめない徹底的に守り切ろうとする、そういうスピリッツがある。これはDNAとして植えこまれており、鹿島の伝統的なチームポリシーに成ってる。
そしてこのDNAを植え付けたのはジーコである。Jリーグ創設期に鹿島を牽引し、鹿島のスピリッツは彼によって原型が作られてきたと、私は思っている。
サッカーはDFが安定しないと勝てないスポーツである。
どんなにFW陣が一流でも勝てないのだ。そのことはマラドーナが監督時のアルゼンチンを見ていればよくわかる。メッシやアグエロがいてもBest4には上がれないのだ。
 
 
それが日本代表がこれまでの親善試合でも勝てなかった要因だと思う。
8年前の南アフリカ大会でグループリーグを突破できたのもDFが安定していたからだ。中澤とトゥーリオがしっかり鍵をかけていたからなのである。
その守備陣の安定という基盤があって、前半外しまくっていた乾と香川がハーフタイムの西野監督のアドバイスによって修正して、結果を出すことが出来た。
二人のコンビはとても好く機能していたと思う。
それに柴崎も結構効いていた。流れや空気を換える役割を担っていたように思える。
相手DF陣は柴崎がボールを持つと緊張していたのが判った。予測できないプレーをするからだ。
 
 
岡崎も前線で結構よい働きをしていたと思う。レスターでいつもやっている様に相手の攻撃の芽を前線で摘み取っているのだ。
彼自身が得点することも大事だが、敵の攻撃を遅らせるというのもFWの大切な役割だ。
レスター同様スタメンで使って6・70分間経ったら、活きの良いスピードある選手に換えればよいのだ。
 
私は昨日のメンバーこそが今回の招集メンバー中ではAチームだと思う。
西野監督もどうやらそのように思っているようだ。試合後のインタビューから推測することができる。
このメンバー構成なら、一次リーグ突破に期待できるかもしれない、などと想った昨日の深夜であった
 
 
 
 
 

*2018/06/19  「コロンビア戦への期待高まる」

 
 
今日から、W杯日本代表の戦いが始まる。
楽しみだな~。西野監督はどんな布陣で臨むのだろうか・・。
現在の日本の立ち位置を考えると、DF陣をしっかりと固める体制で臨んでもらいたい、と思う私である。
攻撃陣についてはある程度計算できるが、DF陣が日本のウイークポイントだからである。
 
私的には直近のパラグアイ戦の布陣をベースに据えて、負傷選手を入れ換える程度がBestだと思っているのだが・・。
具体的には
 
 
 
 
                  岡崎(大迫)
 
           乾              武藤
                  香川
              柴埼      長谷部(山口)
 
           長友             酒井(宏樹)
              昌子      植田
 
                  中村
 
 
 
 
といったところか。
鹿島のDF陣がセンターを固め、長谷部がリベロ的に守って、岡崎の怪我が影響しないで出れるのなら前線でDFをしながら泥臭く攻め、コロンビアの出鼻を抑える。
そうやってDFをしっかり固めた上で、長友・酒井のカウンターの駆け上がりで押し上げ
香川・乾・武藤・柴崎が攻撃をコントロールする、という展開が出来れば勝ち点1以上も可能ではないかと、期待するのである。
 
 
 
 
      【 日本代表一次リーグ日程 】
 
      6月19日:対コロンビア戦
      6月25日:対セネガル戦
      6月28日:対ポーランド戦
      
 
 
 
                                2018年 水無月 
                                                                                                                                             牛歩
 
 
 
 

ブログよりの転載 「昨日のコロンビア戦2018/06/20

 
ほかならぬ昨日のW杯のコロンビア戦の事である。
昨日のコロンビア戦に際しては、コロンビアが圧倒的に優位であるとの下馬評が世界中にいきわたっていた。
私自身それに近い予測をしていた。
 
しかしパラグアイ戦の布陣と戦い方を見て、このDF構成ならひょっとしたら勝ち点1以上は期待できるのではないか、と思い始めたのは確かだ。
サッカーは攻撃陣に目が奪われがちであるが、実はDF陣の安定や充実がないと勝てないスポーツなのだ。
他のスポーツも同じかもしれないが、ディフェンスすなわち敵の攻撃からゴールを守ることが安定してないと始まらないのだ。
野球で言えばバッテリーが安定してないと試合が締まらないのと同じだろう。
 
 
今回の日本代表は、パラグアイ戦ではその安定感が見られた。
2点入れられたが、あの2本のシュートは防ぐのは相当厳しいといえるレベルの高いものだった。
しかしあの2点でとどめたのが良かったのだ。
そしてDFが安定すると、それに連動するように攻撃も安定し、のびのびと展開出来るようになる。日本の攻撃陣は結構いい線行っているから、のびのびと展開できるように成れば結果にも期待が持てる。
パラグアイ戦では乾と香川の連携や、武藤との絡も結構良かったし柴崎がアクセントをつけていたように思える。
 
 
昨日の試合のスターティングメンバーを見て、私は勝ち点1以上が期待できるのではないかと予測していた。
パラグアイ戦の布陣がベースに成っていたからだ。
懸念材料はGKの川島と、センターバックの吉田だった。
案の定川島は避けることの可能な得点を許してしまった。ブラジル大会の時も同様のことがあったが、川島は到底一流のGKとは言えない。
 
東口か中村の方がよっぽどましだと思っている。
二人を比べた時、中村のあのギラギラした顔つきは期待しても良いのではないか、と思っている。年齢も22・3歳でこれからの成長が期待できる選手だ。昨日のパフォーマンスを見て、西野監督が次のセネガル戦で誰をGKに選ぶのか注視したい。
 
その西野監督だが、彼の選手交代の采配はおおむね適切だと思う。
香川や柴崎を先発させて、疲れの現れてきた後半の半ばぐらいから流れを変えるべく本田を投入したことや、2-1でリードしてから守備を安定させるために山口蛍を投入したのは、理にかなっていた。
 
それと彼はハーフタイムにロッカールームで選手に、後半何をすべきかを的確に指示している様に見れる。
パラグアイ戦でもそうだったが、昨日の試合でも前半の硬直していた状態をチェンジさせることが出来たのは、ハーフタイムにロッカールームで行われた修正の指示が、的確だったからだ、と推察できる。
緊張している選手の心をほぐすユーモアも、西野監督にはあるようだ。
パラグアイ戦の時の乾への対応がそれを示している。
いずれにせよ、ハリル前監督から西野監督へのチェンジは準備期間の少なさもあって心配していたが、どうやら成功だったといえそうである。
今の布陣やハーフタイムの対応などからは、彼の手腕をある程度安心して観ていられる。
 
あとはGKを換えれば更に安心できるのだが・・。
吉田の扱いは、時折みられるポカが心配だが、チェンジは難しいかもしれない。
チェンジするとしたら鹿島で昌子とペアを組む植田がよいと思っているのだが、監督の腹の内はどうだろうか・・。
いずれにしても、DFを安定させられればこのチームは結構いい線行けるように思う。Best8までは期待したい・・、と思っている。
 
25日のセネガル戦が待ち遠しい、今日この頃である。
 
 
                                   牛歩
 
 
 
 
                                                    

 
 
 

*2018/06/20  コロンビア戦の勝利、おめでとう⁉

 
 
2-1でコロンビアに勝利良かったね~。
開始3分でのPKゲットで思わぬ展開に成ったけど、日本にとっては良かったよね。一人退場のオマケまでついて・・。
西野監督の布陣も川島と吉田以外は、ほとんど希望通りだったから納得かな・・。
原口もDF頑張ってたし、柴崎も効いてたね。
 
選手個々人の力に大きなギャップは無かったし、ハメスの投入にビビりもなかったみたいで今回は少し安心かな・・。
ブラジル大会ではドロクバ投入で、ビビって自滅しちゃったから少しは成長したのかも。
後半から動きが変わったのはハーフタイムの西野マジックがあったのかもしれない。
この後の記者インタビューで確認したい点ではあるかな。
 
試合の流れに消えていた香川に換えて、推進力のある本田を入れたのは良かったと思う。
体調不良の岡崎をあえて入れたのは一体どういう考えなんだろう・・。あそこは武藤かと思ったけどね・・。
川島が不安定要因なのは予想通りだったかな。吉田もイマイチ安定感がなかった・・。
しかしマァとりあえず勝ち点3をゲットできて満足です。
 
試合後のインタヴューで、ポーカーフェイスの長谷部とスーパーサイア人の長友が、こみ上げて来る嬉しさを隠すのに、苦労してたのがとても印象的だった。
今日は安心して眠れる、かな・・。
 
 
 
 
 
                       
 
 
 
 
 
 

* 2018/06/21  「 コロンビア戦の余韻に浸り過ぎ⁉ 」

 
 
 
先日のコロンビア戦の勝利は、もちろん嬉しかったのだが少し余韻に浸りすぎだと思う。
世界のサッカーファンやスポーツメディアも「大金星」だとか「大番狂わせ」みたいな論調で、想定外を強調し過ぎだ。
 
日本のマスメディアの一般紙やTVなども同じような扱いで、二日経った今でもコロンビア戦の余韻に浸っている。
しかし日本のサッカーの実力を冷静に認識している人々にとって、この大騒ぎの人達のリアクションには興ざめがしている、のではなかろうかと思う。
 
 
FIFAランキングが61位だとかで、ジャイアントキリングのように扱われているがそれは日本代表の実力を、冷静に判断していないからに過ぎない。
TVや一般紙は、視聴率や販売部数を競うためになりふり構わぬ取り上げ方をするのは、ある面止む得ないと思っているが、ある程度サッカーを知っている人達はこのフィバー振りを、いい加減にしてほしいと感じているのではないか、と思う。
 
 
 
     ⚽    ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
 
 
まぁそれはそうとして、次のセネガル戦である。
昨日その「セネガルVSポーランド戦」を観た。
第一印象はポーランドが思ったほど良いチームではなかったという事だ。レバンドフスキ―という看板スターが、あまり活き活きとプレーしていなかったように感じた。
 
先日のコロンビアのハメスロドリゲスの様に、体調が宜しくなかったというよりも、チーム全体の動きとして、看板スターを活かすチームプレーが出来て無かったように感じた。
失点のシーンも自滅に近い展開からだったしね。
アルゼンチンもメッシという看板スターが、アイスランドのDF陣によって殆ど活躍の場面が与えられなかったのと、同じ印象を受けた。
 
日本代表のDF陣の出来次第だが、今のままのパフォーマンスなら勝ち点はゲット出来そうな気がする。FIFAランキングが一桁台であるという力強さは、今のポーランドには感じなかった。
レバンドフスキ―とかつてドルトムントで、一緒にプレーしていた香川からの情報が、的確に西野監督なりDF陣に伝われば、ある程度抑えられるかもしれないなどと妄想してしまった。
 
セネガルはアフリカ人特有の身体能力の高さを有していたので、その点でのケアが不可欠だとは思うが、個人プレーが目に付いてチームでプレーしているといった怖さはあまり感じなかった。
日本代表がコロンビア戦の様に、チームプレーがしっかり機能すれば、勝機はあるのではないかと思われる。
西野監督の的確な選手起用と、戦術の構築がチームメンバーに共有されれば大丈夫ではないかと、思ったりもする。
 
しかし川島は外してもらいたい。
彼のレベルでは身体能力の高いセネガルの選手に、的確な対応ができないだろうと思われるからだ。
試合後に「予想外の動きだった・・」的なコメントはしてほしくないのである。
 
準備をしっかりして、スターティングメンバ―を的確に修正して25日のセネガル戦に臨んでもらいたいと思う、私である。
 
 
 
               
 
 
 
 

*2018/06/23 「アルゼンチンの敗戦が示唆するもの」

 
 
昨日のアルゼンチンVSクロアチア戦はとても象徴的な試合であったし、日本代表の戦い方にとって幾つかの示唆に富んでいる戦いだったように、私には思えた。
アルゼンチンは歴史も伝統もあるサッカーチームで、一人一人が有している個人のサッカー選手としての能力は、言うまでもなく世界でトップクラスだ。
メッシも・アグエロも・イグアインも揃ってる・・。
 
クロアチアはいいチームだし、モドリッチという傑出したプレーヤーがいるのはその通りだが、0-3というほどの力の差があるわけではなかったと思う。
最大の違いはアルゼンチンがメッシを中心とした個々人の能力に、依存しすぎたチームだった点にあるんじゃないかと私は感じた。
 
それに対してクロアチアは、チームプレーがとてもよく機能していたように思えた。
個人の力で守備が良く出来たとか、ボールを奪取してからの攻め上がりが個人の傑出した打開力に依った、というよりはチームとしての対応がよくできていたと思う。
もちろんそんな中でもモドリッチの気の利いたパスの展開や、アルゼンチンキーパーの凡プレーを見逃さないすばしっこさはあったし、攻撃陣の決定力は認められたのであるが・・。
 
 
翻ってわが日本である。
いうまでもなく日本人は、個人の能力以上にチームプレーによって、能力を発揮するという国民性を有している。
したがってその国民性がしっかり機能するようなチームとしての約束事が、どれだけ準備できるかに今後の活躍がかかっているように思われる。
 
パラグアイ戦やコロンビア戦を見ている限りにおいては、西野監督のチームはその点ではあまり心配していない。
そしてその点がハリルホジッチのチームづくりとの大きな違いでもあるのだと思う。ハリルは個VS個の闘いすなわち、デュエルを重視する監督だったからだ。
この4月に彼が解任された主たる原因はこの点にあったように、私は想っている。
 
ハリルの戦い方では、現在の日本代表のレベルではグループリーグ敗退が免れないと、日本サッカー協会幹部が判断したのだろうと、私は推測している。
現時点ではその判断は正しかったように思われる。パラグアイ戦・コロンビア戦で結果を出しているからだ。
 
 
   ⚽     ⚽     ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
さて、次は個人の身体能力がコロンビアより高いセネガルとの戦いである。ますますもってチームプレーが求めらることは間違いない。
ここまでの西野監督の戦い方やチーム作り、選手起用・ハーフタイムでの修正に私は大方信を置いているし、満足もしている。
 
ただし、GKの川島起用を除いてである。
事前の情報ではコロンビア戦のメンバー構成をベースにしてセネガル戦に臨む、と表明しているようだ。この「ベースにして」がコロンビア戦と全く同じ布陣でないことを、祈る私である。
 
かのアルゼンチンの3失点のほとんど全ての原因は、あのGKの凡プレーであった。
あのGKの凡プレーによってメッシやアグエロたちのやる気が無くなって行ったのが、映像を通じて実によく伝わって来た。
この点もまた、アルゼンチンとクロアチア戦から私たちが学ぶべき点だと私は想っている。
凡プレーをするGKを採用してはいけないのである。西野監督の英断を期待する。
 
セネガル戦で勝ち点1以上をゲットして、一次リーグを突破してほしいと希望して止まないのである。
 
 
 
 
 
                                         
 
 
 
 
 

*2018/06/25          「川島が勝ち点2をロストした」

 
  
今日のセネガル戦は見ごたえのある試合だった。
いうまでもなく川島の凡プレーを除いてだが・・。
 
乾は、ミスもあったが輝いていたし香川も柴崎も存在感あった。
乾の惜しいシュートが決まっていれば彼は今日の試合のMOMプレイヤーに選ばれていただろう。惜しかった・・。
原口は川島の凡プレーの原因となったプレーも含めて、イマイチのプレーが多かったように思う。後半早々に武藤あたりと代わるかと思ったら、本田だったね。
 
 
交代カードの本田も岡崎もしっかり結果を出したから、西野監督は喜んでいるだろう。
しかしなぜ彼は川島をかくも使い続けるのだろうか、よく判らない。
 
控えの東口や中村への信頼度がまだ足りないのだろうか?
コロンビア戦に続きセネガル戦でも敵にゴールをプレゼントしている。
日本のGK陣には人材がいないのだろうか?残念な采配であった。
 
2試合で勝ち点が4というのは悪くはないが、これから行われる「コロンビアVSポーランド戦」の結果次第だが、コロンビアに勝ってもらえると日本にとっては都合が良いのだがどうなるだろう・・。
個人的には、コロンビアの方が力があるように思ってはいる。ポーランドはセネガルに自滅で負けたと記憶しているし・・。
 
明日改めて両者の試合を見て、そのあたりを確認してみたい。
いずれにしてもポーランド戦では、今度こそ川島を外してもらいたい。でないと私は安心して観ていられない。
若手GKの成長を促すためにも、伸びしろのある選手を使ってもらいたいものだ・・。
 
今日の試合で西野采配のNGだった点は、GK問題に尽きる。
経験から学習してほしい、と思っている。
 
 
 
 
                                      
 
 
 
 

*2018/06/26          ポーランド VS コロンビア戦

 
 
ポーランドとコロンビア戦は、ご承知の通りコロンビアの圧勝だった。
 
昨日のコラムでも推測したとおりのコロンビアの勝利だった。
私はこの前のポーランドとセネガル戦を見て、ポーランドのディフェンス陣の脆弱さを感じていた。セネガルの得点はどちらかというと、ポーランドのDFの不注意や不適切な対応がもたらしたもの、だと感じていたからだ。
 
昨日のコロンビアとの戦いを見て、ヤッパリと感じた。
ポーランドのDFはボールウォッチャーが多いと思う。反応が1秒または0.5秒とかずれているように感じた。
あれでは身体能力の高いチームや、南米のシビアな予選を戦っているチームには付け込まれるだろうなと、納得した。
 
レバンドフスキーという傑出した、得点ゲット可能な世界的なプレイヤ―が居ても、それだけでは勝てないのだ。
DFがしっかりしていることも不可欠だし、最前線に球を供給する気の利いたMFがいないと前線も活きないだろう。今のポーランドにはそのようなMFは特に見当たらなかった。 
そういう意味では、今回のポーランドチームは勝ち残れないだろうと私は感じた。
ポーランドの現在のチーム力は、アルゼンチンに似ている気がする。
メッシに頼りすぎたアルゼンチンと、レバンドフスキ―に頼りすぎたポーランドなのである。ともにDF陣が弱い。
 
 
そのような点を考慮するとポーランドの立ち位置が見えてくる。
私は日本の所属するH組の中では、ポーランドが最弱だと思っている。FIFAランキングに関わりなく、である。したがって客観的な状況では、日本はポーランド戦に負ける可能性は低いのである。
しかしだからといって絶対勝てる、という事にはならない。
日本にも弱点があるからである。
言うまでもない川島の存在である。川島の昨日のプレーは世界中のサッカーファンから嘲笑の対象に成っており、日本のGK水準の低さが広く共通評価となりつつある。
アルゼンチンのGKと同様にである。
 
 
それともう一つは選手たちの心の問題である。
前回のブラジル大会の時は、ドロクバの登場にビビってしまいリードしていたコートジボワール戦では自滅してしまった。
確かにドロクバは優れた選手だったが、あの時点ではすでにピークを過ぎて、体力も能力も下降段階にあったドログバの、過去の名声や評価を過大評価しすぎて、自分たちの動きが変質してしまった。プレーが縮こまってしまった。
相手をリスペクトすることは大事なのだが、その故に自滅してしまったのである。
要するに自分たちの心の問題である。敵は対戦相手であることはもちろんだが、それ以上に自分自身でもあるのだ。
その自分自身の心の敵とも戦わなくては成らないのだ。
 
実はこの点においては今回はある程度楽観的ではある。
これまでのコロンビア戦やセネガル戦の戦いを見て、対戦相手のビッグネームにあまりビビっているようには思えないからだ。
この4年間での選手たちの成長、一部には「おっさんメンバー」ともいわれているようだが、人間的な成長と経験が主力メンバーにはみられるからだ。
 
 
 
     ⚽     ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
従って、最大の問題は川島の存在だけだ。
これは西野監督の最大の課題である。
若し次戦も川島を使い続けるのなら、日本代表を応援する多くの人々を納得させるだけの根拠を示さなければならないだろう。
川島に対する特別な思いがたとえあったとしても、日本代表の一次リーグ突破の命運をかける価値のある、その客観的で合理的な理由を明らかにしなければならない。
GKやDFが弱いチームはW杯では生き残ることは出来ないからだ。
 
最後に、もう一つの懸念材料があることを指摘しておこう。
それは北海道の一部の人は知ってることだが、道北の日本海側の街の小平町だかで行われた「水ダコ占い」である。
 
コロンビア戦が始まる前に水ダコに、今度の一次リーグ3戦を事前に予測させているのだ。ニュースでやってた。
その水ダコによると日本代表は
「コロンビアには勝利」し「セネガル戦には引き分け」そして「ポーランド戦には負ける」
 と占われているのである。
この水ダコの占いがこれまでの2戦では見事的中しているのだ。恐るべし水ダコ!なのである。
 
この水ダコ様(?)の占いが西野監督の心中を看破しての結果なのか、日本代表のDF陣の心の弱さを見抜いているのか知らないが、的中しないことを私はひそかに祈って止まないのである・・。
 
 
 
             
 
                            
 
 
 
 
 
 
 

*2018/06/27     いやな予感・・・

  
いよいよ明日のポーランド戦が、待っている。グループリーグ最終戦である。
日本代表は現在勝ち点4で、Hグループではとりあえずトップであるが、グループリーグ突破は確定していない。
 
 
新聞報道によると「長谷部交替→山口蛍」「川島残留」という事らしい。
長谷部の交替は、大きな不安要因ではない。
とりわけポーランドの主砲レバンドフスキー対策ではセンターバックと連携して、マンマーク的に対応することが勝敗に影響すると思われるから、若くて体力もスタミナもある山口蛍はベターな選択ではないかと想っている。
 
懸念材料は言うまでもなく「川島の残留」である。
私はこのHPでも再三川島の凡プレー、W杯レベル以下の彼のGKとしての能力を指摘し、嘆いてきた。
この新聞報道に、私はとてもいやな予感を感じている。
 
 
   
       ⚽     ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
  
 
西野監督は、川島が先日の凡プレーの後反省している立ち直った、と評価し擁護しているようだ。そして次のポーランド戦でも彼をスターティングメンバーに据える、腹づもりらしい。これは西野監督の性格というか人間性なのだろう。
所謂温情主義者であり、仲間や部下を大切にするタイプの人間なのだと推察される。
一言で言うと「人が好い」監督なんだと思う。
 
パラグアイ戦のハーフタイムにロッカールームで、緊張気味で何回か決定的チャンスを外していた乾に対して
「お前の靴の中には何かが入っているようだから、履き替えろ」と言ってユーモアを交えた温かい発言で、乾の緊張感をほぐしたというエピソードがあったようだ。
 
この時の西野監督の温情主義は結果として、乾の後半での爆発(2点ゲット)をもたらしたから、とても有効な人心掌握術であったと私は評価している。
 
このエピソードは私達が窺い知ることのない、彼の監督としての日常なのだと思う。
それまでのハリルによって荒(すさ)みがちだったメンバー間の結束や仲間意識が、西野監督によって見事に修復したことは、今回のチームの快進撃から推察することが出来る。
  
しかし、人心掌握において不可欠の要素として「信賞必罰」が在ることは言うまでもない。温情主義だけでは仲良しクラブではよくても、勝つことを求められるチーム造りには不十分なのである。
Jリーグで何十年も指揮を執り、勝負師と言われてきた彼に言う言葉ではないかもしれないが、W杯仕様ではない選手を重用し続けるのはどうかと思う。
 
 
 
       ⚽     ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
 
 
 
川島と東口・中村との間にそんなに能力の違いがあるのか?と思わざるを得ない。
人の好さを否定はしないが、信賞必罰を伴わない温情主義は、控えのGKたちのやる気を削ぐことにもつながるのではないか、と想う。
先日長谷部キャプテンが
「ベンチメンバーの中には出場したくてウズウズしているメンバーが少なからずいる・・」といったような発言をしていた。実際そうなんだろうと思う。
 
その発言の修正の一つが山口蛍との交替であろうかと思えるが、それはまた控えのGK達にも言えるのではないか。
実力の伴わない人事は、エコヒイキと思われても仕方が無いのだ。
私は、西野監督の人の好さがポーランド戦での敗戦という結果に繋がらないことを切に願うものである。
そのほかの彼の監督としての意思決定には、概ね満足しているからである。
 
北海道小平町の水ダコ占いが、杞憂であることを祈念するばかりである・・。
 
 
 
 
 
 
                                           
 
 
 
 
 

*2018/06/28        西野監督の選手起用はどう出るか?

 
 
いよいよこれから一次リーグの最終戦であるポーランドとの戦いが始まる。
先ほどこの試合の先発メンバーが発表された。
 
 
 
 
              岡崎      武藤
 
          宇佐美              酒井(高)
                       
              柴埼      山口
 
 
          長友                酒井(宏)
              槙野      吉田
 
                  川島
 
 
 
 
というメンバー構成で日本代表は臨むらしい。
私自身はこれまでも何回か発言しているので、ご存知だと思うがこのメンバーの中では「川島」が一番の懸念材料である。
「槙野」もセンターバックにはあまり向いてないと思われるので、守備の要の3人に不安を覚える。
先日の長谷部キャップテンのコメントの通り、ベンチで「ピッチに出たくてウズウズしている控えの選手たち」に配慮して6人のメンバーを替えてきている。
 
西野監督はポーランドに対してよりも控えメンバーに気を使ってこの構成にしたのだろうか?
招集メンバーのモチベーションを維持する、というのは「全員で戦うチーム」という点を重視する西野監督らしいと言えば、らしいのだが・・。
 
 
 
       ⚽     ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
 
 
 
そんな中で今回替えなかったメンバーは「長友」「柴崎」「酒井宏樹」「吉田」「川島」という事であるが、この5人は外せないメンバー、替えの効かないメンバーと西野監督は考えている、という事か?
 
この他に交代要員が3人いるから、実際のポーランドとの試合展開の中で、試合に出たくてウズウズしているほかの控え選手たちを使ってくるのであろうか・・。
これまで本戦に出場していないメンバーは「東口」「中村」「植田」「大島」「遠藤」の5人ということに成りそうなので、その中で選ぶのだろうか・・。
 
いずれにしても、西野監督の今回の選手起用が日本代表の一次リーグ突破に悪影響がないことを、期待するばかりである。
さぁ、しっかり戦ってきておくれ‼ 日本代表よ‼
 
 
 
 
 
                              
 
 
 
 

*2018/06/28-29 恐るべし水ダコ様⁉

 
 
とりあえず、日本代表が一次リーグを突破できたことを素直に喜びたい。
そして川島が今日はミスをせず、むしろ1点失わずに済んだ活躍をしたことには評価をし、感謝をしたい。
しかし今日のチームは昨日までのチームとは、別のチームのように私には映って見えた。
昨日までのチームが今回の日本代表のAチームで、今日のチームはBチームという事がはっきりと判った。
 
 
西野監督の6人替えはどうやら、良い結果をもたらさなかったようだ。
今回の布陣を、私は何となくポーランドに対してリスペクトが欠けていたように思っていたのだが、それ以上に日本のサッカーファンへのリスペクトを欠いていたのではないかと、今では感じている。
 
そして今日の戦いで、今回の日本代表チームに不可欠メンバーが誰であるかが、ハッキリと判って来たように思える。
「長友」「柴崎」「酒井宏樹」「吉田」「川島」だけでは、おそらく日本代表はグループリーグを突破することは出来なかっただろう。
 
「香川」「乾」「長谷部」が揃っていないと、このチームはフツーの水準のチームに過ぎないことが判明した。
柴崎の縦へのパスは、それなりに有効ではあったがやはりアクセントとして機能する役割だったのだ、と思っている。
日本代表は、小刻みなパスを繋げながら展開して行くというスタイルが、やはり力を発揮するのだ、という事が良く判った。
 
 
       ⚽     ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
 
 
乾の投入によって、左サイドの展開が始まったのは偶然の事ではなかった。
同じイメージを共有する選手がピッチに立っていることによって、パス交換が生まれ、相手の裏をかく攻撃が生まれてくるのだ。
宇佐美では残念ながらそれが出来なかった。
 
同じことが香川の不在でも、ハッキリと識ることが出来た。
香川という受け手というか、繋ぎ手がいてこそ日本の魅力的なパスサッカーが機能してくるのである。
そしてそれを中盤の底でボランチとして、微妙に調整しコントロールしていたのがキャプテン長谷部だったのだ。そう言ったことがより鮮明になったように私は感じた。
 
今後のトーナメント戦で日本が快進撃を続けるためには、誰が不可欠な選手であるかを見誤ってはならない。
チャレンジして、その結果失敗する事には恥じる必要も無いし、臆病になる必要も無いと私は思う。チャレンジしないことには何も新しい事は生まれないからだ。
 
大切なことはチャレンジして得た結果や事実に対して、謙虚に成る事でありその結果を受け入れて、深く考察することこそが大切なのだ。
西野監督には今回のチャレンジに対して、そういうスタンスで次のベルギーやイングランドとの戦いに立ち向かってほしいと、そう思っている。
  
しかし、水ダコの占いは3戦ともすべて当たってしまった。
恐るべし水ダコ様⁉なのである。
次は、トーナメントリーグの結果をぜひとも占ってほしいものだ・・。
 
 
 
                                                    
 
 
 

ブログよりの転載「水ダコ占いとマーケティング2018/06/30

 
 
W杯の日本代表の戦いは、今回のポーランド戦で一次リーグを終え、何とか突破することが出来て、ひと段落ついた。
次の試合は7月3日のAM3時からのベルギー戦である。
おかげで2日の夜は早い時間から、寝ることに成るであろう。たぶんアルコールの力を借りて・・。
 
 
さて水ダコ占いの話である。
今回のW杯日本戦の楽しみの番外編として「水ダコ占い」があった。
確かコロンビア戦の前日だったかと思うが、日本放送協会の北海道限定の夕方の情報番組で、この話題を取り上げていた。偶然そのニュースを私も目にした。
 
北海道北西部の小さな街小平町の漁港で、水ダコを捕獲・販売している漁師が遊び心で始めたイベントだ。
その日に獲れた水ダコの中で一番活きのよいタコを選んで、サッカー日本代表の1部リーグ全試合の勝敗を占わせたのである。
 
多分この漁師の頭には、4年前のブラジルW杯の時にドイツで行われた、タコ占いの記憶が残っていたのではなかったか、と思う。
確かパウル君(?)とか言ったと思うが、そのタコの勝敗予測が的中しドイツのマスコミも大きく取り上げていたのだ。
そしてその的中率の高さのゆえに世界中のサッカーファンの間で、一躍そのタコの存在は知られ彼はヒーローに成ったのであった。
 
 
 
       ⚽     ⚽     ⚽     ⚽     ⚽
 
 
 
おそらく世界中の多くのスポーツ系番組などで、彼の活躍は放送されたと思う。
地球の反対側の日本に居た我々でさえ知っているほどの、ニュースに成ったのであるから・・。
小平町の水ダコはその地名を取って「オビラ君」と名付けられていた。
で、そのオビラ君の的中率はどうだったかというと、100%だったのである。
「コロンビア戦には勝ち」
「セネガル戦には引き分け」
「ポーランド戦には負ける」と彼は占い、結果はその通りに成った。
 
この予測の件はその後ネットの世界では、相当拡まっていったようだ。
私は偶然その番組を見ていたから知っていたので、このHPの扉のコラムでも何回か書かせてもらっていた。
 
で、昨日の結果を見てその的中率が100%であることに改めてびっくりし、今度のベルギー戦でもぜひとも事前予測をしてほしいものだ、と思っていた。期待もしていた。
ところがどうやら、かの水ダコ「オビラ君」はすでに出荷されてしまったらしい。
これから、という時にである。私はとても残念な想いがした。
 
その残念な想いの一つは、言うまでもなくW杯の番外編として無邪気に楽しむことが出来なくなった事に対して、である。
そしてもう一つ残念に想ったのは、北海道の小さな街「小平町」にとって、その知名度を世界中に拡げるチャンスを無くしてしまった事について、である。
 
 
 
                                              
 
 
 
かの水ダコ「オビラ君の勝敗占い」をイベントとして継続して行っていれば、その期間中マスコミは確実に話題とし、ニュースとして取材し・発信し続けたであろう。
その間「小平町」「小平の水ダコ」の名は日本中はもちろん、予測が的中している間は世界中のニュース番組やスポーツ番組などで、話題やニュースに取り上げられた可能性があったからだ。
ちょうど4年前のドイツの「パウル君(?)」がそうであったように、だ。
 
これは見方を変えると、世界中に対して広告宣伝をしているのと同じで、将に「ブランディング化」をしているのと同じ行為なのである。
そういう意味では、「オビラ君」を既に出荷してしまったという事は「小平町」や「小平の水ダコ」の知名度Up、ブランド化を放棄してしまったのに等しいのである。
 
北海道の片隅の小さな町は、「オビラ君」を有効に活用する事を考えなかったがために、町の知名度Upやブランド化の手段を無くしてしまった、そのことが残念でならないのだ。マーケティングをやり損ねたのである。
 
 
 
                         
 
 
 
今回のイベントはたぶん町役場の商工観光課や商工会から、TV局に入った情報なのだろうと思うが、彼らの頭の中にマーケティングの発想が無かったことは残念である。
同じ北海道に住んでいても道北日本海側の、その小さな町の名前を聞いたことも無かった私は、今回のイベントで小平町の存在そのものを知った。水ダコの産地であることも知ることとなった。
ブランディングやマーケティングとはそう言ったものなのだ。
今ではひょっとしたらスーパーや料理屋で、既に切り身に成ってしまっているかもしれない霊感豊かな水ダコの運命に、想いをいたしながら私は合掌しよう。
 
実はこの週末にお寿司を食べに行こうと思っているが、息子の家のある神奈川で北海道の水ダコを口にする機会があるかどうか判らないが、その時タコを食べるようだったら「オビラ君」をしのんで、合掌してから食べようかと、そんなふうに思っている私である・・。
 
 
 

 
 

*2018/07/03 「残念だった、日本の最終戦」

 
 
今朝は2時起きでベルギー戦に備えていた。
因みに昨日は9時前には寝ていたから、睡眠不足というわけではなかった。
 
前半の日本代表は殆ど問題もなく、ボランチとDF陣を中心に敵の主砲ルカクを封じ司令塔のアザールを封じていた。
心配していた川島も大きなミスはなかった。柴崎のパスミスが何回か続いたくらいであったかと思う。
これは行けるかもという期待感が、私の心の中に漂った。
私は試合前は40~45%の確率で日本が勝てるのではないかと期待していたが、HTの頃には50%くらいに期待値は上がっていた。
 
 
私の期待値が上がった理由は前半を無難に乗り切れたことと、HTにロッカールームで見せてくれるかもしれない、西野マジックへの期待があったからだ。
西野監督はこれまでの選手とのコミュニケーションにおいて、選手達の信頼を得ていたように思えたし、以前も指摘したように選手達の緊張感を解きほぐしたり、ある種のやる気を引き出す能力がある様に思えたからだ・・。
その西野マジックへの期待が10%程度引き上げたのである。
 
そして後半に入って早い段階で、柴崎のキラーパスから原口のビューティフルゴールが生まれた。柴崎のそれはかつての中田英寿のキラーパスを彷彿させた。
前半、体が重めでミスが目立った柴崎に西野監督は、HTにやはりマジックを仕掛けたのだ、と私は思いながらそのゴールを喜んだ。
 
そしてその数分後には香川からのアシストによる乾の目の覚める様なビーティフルゴールが続いた。パラグアイ戦(親善試合)、セネガル戦に続くあの角度からのシュートは、乾の得意なエリアだからな、と納得した。
この時点で私の心の中の日本の勝率は、60%に上がった。
 
このまま行けば、日本Best8まで行けるかも・・。と思い始めたのであった。
しかし、その後も続いた日本のゴール可能シーンを2度ほど外してしまい、追加点を奪うことが出来なかった。
その高揚感というか押せ押せムードが消えた後に、日本のメンバーの間に緊張が緩んだ雰囲気が漂っている事を、画面から感じた。
と同時にいや~な予感を、私は何となく感じた。
 
 
         ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
丁度その張りつめていた日本代表の緊張感が緩んだタイミングに、ベルギーはフェライニとシャドリのハイタワー二人を、同時に投入してきた。
フェライニについてはイングランドとの一次リーグ最終戦から、ボールが収まる点やあの身長の高さを生かした攻撃を見ていて、けっこう調子良さそうだと感じていたから、いや~な感じはしていた。
 
そうこうしている中に、フェルトンゲンのセンタリングミスが川島の判断ミスを誘い1点目を失ってしまった。
1点を返し押せ押せムードになっていたベルギーの、司令塔アザールからのクロスをフェライニが、ゴール正面で決めてしまった。
いや~な気持ちが、現実に成ってしまったのであった。
しかしこの時点でもなお、私の心の中で日本が勝つ確率は50%近くをキープしていた。
 
 
そして二度目の西野マジックを今か今かと待っていた。
それは他ならぬ交替要員の投入である。
 
先行していた試合に追いつかれた時に打つ手として交替要員は非常に有効だし、これまでのコロンビア戦・セネガル戦でも成功していて、西野監督には実績もあった。
即ち本田圭佑の投入である。
 
前半から奮闘し得点も決め、足をつるなどの疲れが出ていた原口に本田を替え、パスミスの目立った柴崎に替えてDF力の高い山口を投入した。
この二人のメンバー交替は肯定的に見ていたが、タイミングが遅いと感じていた。後半20分くらいには替えるのかと期待していたが、10分近く遅かった。
 
 
或いは、延長戦を考えて交替のタイミングを遅らせているのかもしれないと考え、これは西野監督のゲームプランなのかもしれないと思った。
即ち引き分け、延長狙いなのかと思ったのだった。
 
案の定本田の投入は、ベルギーのDF陣の警戒感を高めさせた。
その結果両サイドの上りは無くなり、ボランチも攻撃に参加する事より守りを固めるように成ったかに見えた。そしてその結果、日本の攻撃が再度覚醒し本田のFKやサイドの崩しなどから、明らかに日本の攻勢が高まった。得点の匂いも漂ってきた。
 
最低でもこのまま本試合終了で、延長戦突入かと思っていた。
ところがアディショナルタイムがなんと4分と出た。
さしたる遅延行為もなく、選手の交替時間に手間取ったり、負傷者が出たわけでもなかったので、私は長すぎると感じた。せいぜい2分か、くらいに考えていたからだ・・。
そしてひょっとしたらこの時間の長さは、セネガル審判団の復讐か?と密かに想った。
 
 
 
         ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
そして残り1分近くに成って本田のコーナーキックが2度続いた。
本田の1度目のキックが、ゴールを目指していたのが気に成って観ていた。
何故ならGKに獲られて、カウンターに成ることを恐れたからだ。
 
ひょっとしたらこの時本田はここで勝負を決めたい、と思ったのかもしれないと後に成って気づいた。コロンビア戦の大迫のゴールの再来をイメージしたのかもしれない、と・・。
 
そして残り1分を切った時の本田の2度目のコーナーキックは、案の定GKにボールを獲られてしまい、そこからカウンターが始まり、最悪の結果に成ってしまった。
残念であった・・。
 
私は最後の土壇場に成って西野監督のゲームプランが、本田を始めとした選手達と共有出来ていなかった事が、今日の試合の敗因なのではなかったかと、そんな風に考えながら二度寝のためにベッドに入った。
 
 
残念な結果であるが、これはまぁ仕方ない事だと思う。現在の日本の到達点がそのまま結果に現れたのだと、そう思っている。
多少のミスがあったが、日本代表はよく戦っていたと思う。
日本の実力はFIFAランキングに関係なく25~30の間くらいだと、私は考えていた。
しかし今回の活躍で、10ランクほど上げられそうだと思っている。
 
次の大会で日本がBest8のメンバーに入れるためには、日本サッカー協会は真剣に考え・反省し・考察を加えてほしい。
なぜ日本はベルギーに勝てなかったのか・・。Best8に進めなかったのか・・。
 
 
今日の試合に限って言えば、ベルギーの監督は日本を決して侮ってはいなかった。冷静に評価し実力を把握していたと思う。
一部の節穴のスポーツ系マスコミや評論家、FIFAランキングで相手を評価する人達とは明らかに違っていた。昨日の記者会見でもそれは知ることが出来た。
 
そして彼の交替策は見事に嵌った。
日本の弱点を的確につく交代要員を、適切なタイミングで投入し二人とも得点者と成った。
更にまた監督と選手の間に、ゲームプランでの齟齬は無かった。
 
私は孫子の兵法の
   
      「 敵を識り、 己を識らば  百戦危うからず 」
 
             という金言を思い出しながら、このコラムを書いている。
 
 
 
蛇足ながら水ダコ占いの「2代目ラビオ君」は、ベルギー戦で日本が勝ちと予測していたようである。
残念ながら初代に比べ彼の霊感は高くはなかったようだ・・。
 
 
 
 
 
                                                                                                                                                                                              
 
       
 
 

 
 
 
 

*2018/07/06     日本代表の戦い総括-その1「総論」- 

    
 
昨日、サッカー日本代表がW杯を終え日本に帰ってきたようだ。
昼からニュースで大きく報道されていた。
成田に集まったファンやサポーターの数は1,000人近くいたらしい。
その出迎えは、まるでPOPミュージックのアイドルスターであるかのような印象を受け、にぎやかなものであった。
 
その後西野監督や長谷部キャプテン、更には日本サッカー協会の田嶋会長が揃って記者会見に応じていた。
会長は嬉しそうな顔で、湧き上がる喜びを隠しきれず終始ニコニコしていたのが、印象的だった。
 
 
さて今回の日本代表のロシア大会について、ここで改めて振り返ってみたいと思う。
先ずは、Hグループを無事に突破できBest16に入れた事を素直に喜びたいと、思う。
過去6回の大会で3回グループリーグを突破しているから、わりと順調に行っているという事なのだろうと思う。
 
もちろん試合の最中は、今回こそはBest8まで進出してほしいと、より高い結果を求めたりもしたが、終わってみればもう少し冷静に成ったりもする。
日本はこのグループでは最弱のチームと言われたし、FIFAの公式ランキングでも61と他の参加国と比べて明らかに評価は低かった。
 
FIFAのランキングについては私自身では、あまり信を置いてないから殆ど気にしていなかった。
更に、ポーランドにはレバンドフスキーが居るとか、コロンビアにはハメス・ロドリゲスが居るとか、セネガルにはマネが居るとかビッグネームの存在を懸念し、それに比べて日本には誰が居るのかと言って、とてもリーグ突破は無理だろうとか言われていた。
 
 
しかしW杯に出て来る32のチームは、いずれもそれなりの力があるから厳しい最終予選を勝ち抜いて、参加切符を手に入れて晴れの舞台に居るわけである。
従ってどのチームにも力のある選手はいるし、身体能力の優れた選手や群を抜いた技術を持った選手が、何人かは居るのである。当たり前のことだが・・。
だからビッグネームにいちいちビビっていたら、試合を勝ち進むことなどは出来ないのである。
実際、前回のブラジル大会ではこの点が問題だったのだ。
コートジボアールのドログバや、当時上り坂で結果的に大会得点王に成ったコロンビアのハメス・ロドリゲスなどに、選手達はビビッて名前負けしたのだった。
W杯でビッグネームにビビっていたら、永遠に一次リーグ敗退で終わってしまうのである。
 
 
今回のロシア大会においては、選手達にも西野監督にもそう言った点では名前負けといった様な、戦う前から勝負が決まってしまう様な、心の問題は無かったようである。
その点では日本代表にも成長の跡が観られた。
 
その要因は本田・香川・長友・長谷部・吉田・岡崎といったベテランで精神的な支柱となる選手が、ブラジル大会で辛酸を舐め悔し涙を流した経験値が、しっかり反映していたように思われる。
更には、西野監督がアトランタオリンピックでブラジルに勝っていた経験値も、活きていたのかも知れない。
 
そうすると次に日本がグループリーグを突破するためには、何が一体大切なのかという事が課題に成ってくる。
 
 
 
       ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
 
因みに私が真剣にW杯を見るようになったのは、日本代表が初めてW杯の切符を手にしたフランス大会からである。ちょうど20年前に成る。
この20年の間6回の大会を見てきて、リーグを突破しコマを進めるために必要なものが一体何なのかについて、何回となく考えて来た
そして20年経ってやっと見えて来たものがある。
 
 
その一つはビッグネームの存在は必ずしも、グループリーグ突破の不可欠な要因ではない、という事である。
今回の大会で言えば「メッシのアルゼンチン」や「レバンドフスキーのポーランド」等の一次リーグ敗退がそれを象徴している。
 
次に言えるのは攻撃陣に十分なタレントが揃っていても、DF陣に穴が開いていれば試合には勝ち続けられない、勝ち上がれないという事で、これは不可欠な要因だと私は想っている。
従ってDFが弱いとか、DF陣に穴が開いているといったチームは、決して上に勝ち上がることが出来ないのだ。
今回の大会では「アルゼンチンのキーパー」や「ポーランドのDF陣」「日本のGK川島」などがそれを示している。
 
3番目に言えることは、国としてのサッカースタイルが明確に確立しているチームは強く、それが不十分な国はやはり勝ち進むことが出来ないという事である。
よく言われるのは「ゴールに閂(かんぬき)をするイタリア」や「組織力のドイツ」「細かいパスを繋ぐスペイン」といったように、その国の国民性やサッカーについての美意識といったものが、チームのスタイルとして確立しているかどうか、といった事である。
 
これまでもよく「日本代表のサッカースタイルは何か」とか「日本人に合ったサッカースタイルは何か」と言われてきたが、将にその国特有のサッカースタイルが、当該国のチームに確立されているかどうか、が生き残り勝ち抜いて行くためには不可欠である、と私は想っている。
 
この3つの視点が、とても重要な指標・メルクマールであると想っている。
 
 
 
 
       
 
 
 
 
この3つの判断基準を基にして、今回の日本代表について振り返ってみると、そこには足りている部分と不十分の部分とが混在していることが判る。
 
一つ目の「ビッグネームの存在は必要不可欠ではない」という点
これは幸か不幸か現在の日本代表には、世界で一目置かれるようなビッグネームはいないから、その点を心配する必要は無かったのである。
ビッグネームはいなくてもその代わりに、「香川」「乾」「柴崎」「本田」といった普通以上の能力や技術を持った選手が、しっかりと揃っていた。
 
二つ目のDF陣の安定感、といった点はまだ十分とは言えないと思う。
川島は自責点のような形で、今回大会では3点ほど敵に得点をプレゼントしている。
実は吉田も時折ポカをするから、今一つ安心して観ていられない不安要因だったが、今回のW杯本戦では大きなミスをしなかったと、評価している。
オリンピックのロンドン大会に次ぐ出来映えだったと、私は感じている。
またボランチで言えば柴崎に関しても、時折見せる敵選手へのボールプレゼント(パスミス)があり、私は不十分だと感じている。
この点においては、日本のDF力はまだまだ改善の余地があると感じている。
 
三つ目の課題「日本的なサッカースタイルの確立」については、今回大会辺りから何となく出来つつあるのではないか、と感じ始めている。
それを感じ始めたのは本戦直前の親善試合「パラグアイ戦」においてであった。
西野JAPANに成ってから3試合目であった。
 
いわゆる主力組と言われたメンバーではなく、Bチーム扱いされていた選手達による構成であった。
このチームが爆発したのだ。
それまでアジア最終予選の時から指摘されていた日本代表の「得点力不足」が解消され、4得点を南米の中堅国パラグアイから奪った試合である。
私はこの時の喜びを「6月13日のブログ」に書いているから、あるいはブログを読まれた方は記憶に残ってるかもしれない。
 
それは主として後半戦に現れて来た。
前半戦は0-1で、まだ硬さが見られたメンバーもHT(ハーフタイム)を挟んで、違うチームに成っていた。
この時の西野監督の、選手への適切な助言や戦術の修正という指導が的確であったために、効果が生まれたんだと私は推察している。
 
 
           ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
後半に入って守備陣から上がってくるパスが香川を経由して、中盤で収まり更に3・4人でのパス交換をして相手の中盤を翻弄し始めたのだ。
とりわけ乾と香川、柴崎・武藤・酒井高徳の連携が良く機能していた。
この中盤の細かいパス回しや、時折柴崎が見せる大きなサイドチェンジや相手DFの後ろへのキラーパスが、相手DF陣を翻弄し崩していたのである。
 
そしてその相手DF の崩れの一瞬のスキを突いた、乾や香川のプレーがゴールにつながったのである。
このスタイルに私は「日本のサッカースタイルのあるべき方向性」を見出したのである。
 
この時の流れが、本戦でのスターティングメンバーの中核を決めた。
おそらく西野監督を始めとしたコーチ陣も、同様の事を想ったのではないかと推察される。
本戦においてのこのスタイルは、乾・香川・柴崎の活躍によって継続され「コロンビア戦」「セネガル戦」「ベルギー戦」でも、それが十分機能することをハッキリと見て取ることが出来た。
ここに至って私は「日本代表のサッカースタイルの確立」を確信したのであった。
 
これこそが日本人の国民性や身体能力に見合った戦術であると・・。
即ち「チームによる崩し」「俊敏性」「細やかな対応」これらがうまく組み合わされた時に大きな力を発揮し、個人的な能力に優れた相手や身体能力に優れた相手を切り崩し、翻弄させることが出来るのだと・・。
これこそ永い間日本代表が待ち望んでいた「日本的なサッカースタイル」なのだという事を、である
 
 
 
                         
 
                          この続きは次回の「日本代表の戦い総括-その2-」にて・・。
 
 
 

*2018/07/08  日本代表の戦い総括-その2「ポーランド戦」-

   
 
今回は「ポーランド戦」の戦い方について考えてみたい。
先ず「ポーランド戦」における日本代表の戦い方についてである。
この戦いには大きく分けると二つのテーマがあったと思う。
1つは「先発メンバー起用」に関して。
もう1つは「最後の10分間について」である。
 
「先発メンバーの起用」で議論の対象になるのは、6人のメンバー交替である。
W杯のような長い戦いを続ける際には、今回のような「ターンオーバー」と呼ばれる、先発メンバーの大取っ換えという事はよく見られる事であるから、この先発6人の取り換え自体は珍しいことではない。
 
その目的は言うまでもなく、1・2戦のAチーム選手を休ませるためである。
これは監督が一次リーグ突破を見越して、Best16に進出した場合のメンバー構成をイメージしていることから、行われた選手起用のプランであろう。
従って西野監督はセネガル戦が終わった時点で、このメンバーはポーランド戦に大きく負けることはないだろう、と予測した事が推測できるのだ。
更に、すでに戦ってきた「コロンビア」と「セネガル」の実力を判断して、コロンビアが負ける可能性は低いだろうと予測したのだ、とも思われる。
 
そのような彼・我の的確な戦力比較があったから、主力メンバーを休養させるために6人のメンバー替えを行なったのだと、推察することができるのである。
もちろんこれは西野監督にとっても大きな決断であるが、その決断に際してポーランドのチーム力やコロンビア・セネガルのチーム力について、的確な戦力分析や情報分析が出来ていたからこそ、このような意思決定が成されたのだと私は思っている。
 
そして大事なことは、ポーランド戦が実際に行われる前に西野監督はこの決断を済ませていただろう、という事だ。
したがって、彼はポーランド戦では何があっても「大負けしない」又は「大負けさせない」という決意と覚悟を持って、この戦いに臨んでいたのではないかという事である。
 
上手く行ったら引き分け以上を狙って、勝ち点を一つ以上積み上げる。
最低でも大負けしないこと、を目標にしてポーランド戦のメンバーを考えてきたのだろうと思われる。
 
誤算だったのは後半早々に、岡崎が体調不良から交替してしまった事だろう。
西野監督は岡崎の前線からの守備や、ハードワークを厭わないプレースタイル、泥臭くも得点にこだわるといった彼の姿勢を高く、評価していたようだ。
 
岡崎選手のことが影響したかどうかは別にして、後半2・30分になっても日本チームは得点を奪えず、むしろ0-1とビハインドを負っていた。
そしてその時点で西野監督は「コロンビアVSセネガル戦」の途中経過も把握していただろう、と思われる。
 
ここに至って彼は最後の決断をしたのだと思う。
「得点を取りに行って、カウンターなどを食らって失点するリスクを冒さない」という決断である。すなわち2点差以上の大負けをしない決断をしたのであろうと、思われる。
そのためには何をすることがBestか、を考えた結果があの「最後の10分間のボールキープ」という戦術であったのだろう、と推察される。
そしてその監督の判断を最もよく理解していたのが、長谷部キャプテンだったのだ。
そこで彼は長谷部をピッチに送り、あの戦術をチームに浸透させ、徹底させたのだった。
 
 
 
      ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
さて、この時の戦術を採った西野監督の目的は何であったか?
言うまでもなく「一次リーグの突破」であろう。
彼は「美しく勝ち点を取ってリーグ突破する」のでなくても構わない、
「泥臭くても良いから一次リーグを突破する」ことを選んだのだと思う。
 
この決断は西野監督のサッカーの美学から言ったら、ひょっとしたら受け入れ難いものであったかも知れない。
そして美しく一次リーグを突破して欲しい、と思っている日本チームを応援する人達にとっても、受け入れ難いものであったのかも知れない。
「美しく討ち死にするリスク」を採るか「泥臭くも生き残るか」の判断の違いなのだ。
この判断は日本のサッカー応援団や世界中のサッカーファンからも大いなるブーイングを浴び、パッシングも受けた。マスコミからもまた・・。ご存じのとおりである。
 
 
しかしこの判断は結果的に正しかった、と今では思われているようだ。
それはベルギー戦で、日本代表が美しい戦いを繰り広げたからである。
DFによるベルギー攻撃陣の抑えが前半では機能し得点を許さなかったし、大会屈指と言っても良いビューティフルゴールを、原口と乾が2発も決めたからである。
 
世界3位とFIFAがランク付けしている強豪チームに善戦し、日本のファンのみならず世界中のサッカーファンを驚かせ喜ばせ、記憶に残った試合を展開したからである。
そしてこのベルギー戦を経験することで得た日本代表の自信は、明らかにこれからの日本代表の財産に成って行くであろう、と私は想っている。
先日も触れたが「日本的なサッカースタイル」の確立に繋がる戦いを、強豪国を相手に経験した事で、このスタイルが世界に十分通用するという自信を、得ることが出来たからである。
 
ベルギー戦の後、マスコミやSNSは手のひらを返したように日本チームの健闘を讃えた。彼らは目先の結果に一喜一憂しているのである。
それはそれで構わないのだが、私はこの時の西野監督の決断即ち
「美しく一次リーグを突破」しなくても「泥臭くてもリーグを突破する」道を選んだその決断を高く評価したい。
 
マスコミやにわかファンの評価などというのは、気にする必要はないのだ。
大切なのは日本代表が一次リーグを突破し続け、トーナメントリーグに出続ける事である。そこで多くの経験を積みレベルの高い真剣勝負を通じて、「日本的なサッカースタイル」で勝負し続けることで、そのスタイルに更なる磨きをかける事なのだ。
その経験やプロセスを通じて、「日本的なサッカースタイル」を確立しノウハウを蓄積して欲しいのである。
より高いレベルでの戦いを続ける事でしか得られないものが、あるからである。
 
そして日本サッカーチームのレベルを、より高いものに上げて行ってほしいのだ。
更にその結果としていつの日にかW杯での優勝、というシーンを期待するのである。たとえそれに何年掛かったとしても構わないのだ。
今はそこに向かって明らかに前進している、階段を上っているという事が実感でき、確認できればそれで良いのである・・。
 
 
 
         ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
今回の西野監督の決断を、日本サッカー協会や日本代表チームはしっかりと記憶にとどめておく必要があり、DNAの中に刷り込んでおく必要があると思う。
大切なことは「泥臭くても良いから、リーグを突破する」という事なのである。
 
そうすれば日本代表は、一次リーグを簡単には敗退しない「大人のチーム」に脱皮することが出来るだろうと、私は確信している。
 
大切なことは、継続することなのだ。
経験から学んだ事をしっかり記憶に留め、繰り返す事で自得していくことである。
そしてこういう戦術が日本代表チームに定着し共通認識となった時に、日本代表は一次リーグ突破の常連国になれるのではないかと、私は想っている。
 
ポーランド戦で見せた「最後の10分間の戦い」はこう言ったテーマを含んでいたと私は想っている。そしてこの戦いで得た財産を日本代表チームは、しっかりと自分たちのモノにして欲しいと願っている。
 
「日本的なサッカースタイル」の継承と共に、今後のW杯においてこの戦い方が定着して欲しいと、私は願って止まないのである。
 
 
 
 
                                     
 
 
               
 


            
 
 
 

*2018/07/11  日本代表の戦い総括-その3「ベルギー戦」-

 
 
今回は「ベルギー戦」について振り返ってってみたい。
但し、出来るだけ07/03 の「 残念だった日本代表の最終戦」に重なるコメントは行わないように努めようと思う。
この戦いでは、日本は「何故最後の1分で負けてしまったか」についてと、西野監督が言っていた「Best8への見えない壁」について考えてみたい。
 
その前に、日本が世界トップクラスのベルギーに対して善戦したことは素直に評価したいと私は、そう思っている。
私は今回のW杯において日本は好く戦ってきたと思っている。
そしてその前兆はパラグアイと行われた本戦直前の、親善試合から現れていた。これまで何回か述べてきたとおりである。
 
 
ではまず日本が「何故最後の1分で負けてしまったのか」について考えてみたい。
この試合の敗因については07/03の「残念だった日本代表の最終戦」でも言ったように
1.西野監督の選手交替のタイミングの悪さ
2.西野監督と日本の選手たちのゲームプランに対する共通意識の欠如
3.本田の2度にわたるキーパー直撃のコーナーキック
の三点にあるように思う。
 
上記内容についての説明は、前述の通りなのでここでは言及しない。
むしろここで問題にしたいのはある種の西野監督の覚悟というか、決断の欠如についてである。
 
この問題は一次リーグ最終戦の「ポーランド戦」の時の決断・覚悟と比べると、よく判るのではないかと思う。
西野監督がポーランド戦の「最後の10分間」で示した、一次リーグ突破に向けての心構えが、対ベルギー戦には無かった点が主因ではなかったか、と私には思われるのである。
監督のBest8への気概及び心の準備の欠如が、その原因だったのではないだろうかと、私は想っている。
そういう意味では「Best8への見えない壁」は、西野監督自身の心の中に在ったのかもしれない。
一方選手たちの中にはその壁は殆ど無かったのではないかと、私は想っている。
その証左が本田の2度にわたるゴールに直接向かうコーナーキックであり、その際大部分の日本選手がゴールエリアに詰めていたという事実であろう。
 
アディショナルタイムの残り少ないタイミングで、GKの待つゴールに直接向けた球を二度放り続けたのである。
或いは本田を初め他のメンバーにも、コロンビア戦のイメージがあったのかも知れない。
ところが案の定、二度目の球はGKのクルトワにキャッチされてしまった。
そこからカウンター攻撃が始まり、あれよあれよという間に失点してしまったのである。
GKも二度続けて同じ攻撃パターンを繰り返されれば、順応できると思う。
クルトワはチェルシー所属の世界屈指のGKである。プレミアリーグで多くの修羅場を経験しているのだ。
 
また南米コロンビアの選手と北欧ベルギーの選手の身体上の特徴である身長差を、日本のメンバーは冷静に計算する余裕がなかったのかもしれない。
あの冷静な長谷部キャプテンにおいてもである。
一方ベルギーの監督はその点をしっかり冷静に認識していたから、ツインタワーのフェライニやシャドリを起死回生の策として投入してきたのであった。
他方この時点では西野監督からのアディショナルタイムの戦い方に対する、明確な指示はなかった。
ポーランド戦との大きな違いである。交替カードはまだ一枚残っていた。
 
 
 
        ⚽      ⚽      ⚽      ⚽
 
 
 
いろんな意味で、今回のW杯には限界があったんだと思う。
それでも尚、西野監督は好くやったと思う。
本戦の2カ月前に突如指揮官を任されたのである。
それから日本代表の永年の課題であった「日本的なサッカースタイル」を、このロシア大会で結果的に示すことも出来た。
ポーランド戦において、一次リーグを突破するためには「泥臭くても生き残る戦い」がある事を披露した。
これらは全て、西野監督の功績であると言ってよいと私は想っている。
従ってここから先は、日本サッカー協会の課題だと思っている。
 
 
「W杯の二か月前に突然代表監督を交替した事」
「日本的なサッカースタイルのあるべき姿を、体験した事」
「一次リーグを突破するためには必要な戦術があることを、理解した事」
「Best8で戦うためには選手の能力と共に監督の力量が不可欠である事を、自覚した事」
 etc
 
日本サッカー協会はこれらの経験をしっかり学習し、反省し、考察して次のW杯に活かしていかなければならないのである。
次のW杯の監督選考に際しては、これらの点を活かしていかなければならない。
それが今回のロシア大会を通じて日本のサッカー界が学んだ事、学ぶべき事なのである。
 
4年前のブラジル大会で日本代表は、一次リーグ敗退という残念な経験をした。
この時の戦力は、明らかに今回のロシア大会より充実していた。
今回大会の30前後の主力メンバーが20代後半と若く、体力もあり気力もあったし、技術や能力もあった。
足りなかったのは経験値であり、名前負けしてしまうというビッグネームへの過大なリスペクトであった。
ブラジル大会では、選手自身の心の問題で自滅してしまったのだ。
それに大会直前の過大な肉体への負荷という調整ミス。
これはW杯を闘った経験のない監督ザッケローニの経験不足が原因であった。
 
 
それから4年が経った。
この4年間で、代表選手達はしっかりブラジル大会の経験を活かしていたように、私には思えた。
対戦国のビッグネームへの過大なリスペクトは無くなっていたからだ。
しかし日本サッカー協会はどうだったのだろうか?
ブラジル大会の結果をしっかり反省していたのだろうか?
敗因を客観的に考察し、今回の戦いに活かしていたのであろうか・・。
大会二か月前の代表監督の解任劇を見ると、私にはその経験がしっかり生かされているようには思えないのだ。
 
4年後の次の大会では同じ轍は踏まないでいてもらいたい、と私は願うのである。
そしてこの想いは日本国民の思いでもあると私は想っている。
コロンビア戦・セネガル戦・ポーランド戦・ベルギー戦のTV視聴率が、それを物語っている。50%台40%台30%台とその放映時間帯を考慮しても、数千万人単位の日本人が日本代表の活躍に固唾をのんで、応援していたのである。
日本サッカー協会の執行役員たちは、数千万人の日本人の期待を背負っていることを常に忘れてはならない。
 
 
ブラジル大会の時にザッケローニ監督は
「さぁこれから世界を驚かせよう⁉」と言ってW杯に臨んだ。
長友や本田は本気で「世界一を目指す⁉」と意気込んだ。
 
ザッケローニがブラジル大会準備期間に感じていた日本サッカー選手のクオリティーは、ロシア大会において実現した。「世界を驚かせ」て来たのである。
これまでの試合で「日本VSベルギー戦」を超える中身の濃い戦いはまだ起きていない。世界のサッカーファンの認めるところである。
 
 
次のテーマである、長友や本田が公言した「世界一を目指す⁉」ことが出来るように成るのは一体いつのことであろうか・・。
それはひとえに、日本サッカー協会のW杯に臨むイマジネーションやマネジメント力に懸かっていると、私は想っている。
 
次の大会では初めからBest8 を目指してほしいのである。
そのイマジネーションの基に、選手層の強化を図り監督を選んでほしいのである。
とりわけGKと守備的ボランチの発掘と育成、強化か喫緊の課題であろう。
 
更には、乾と香川中心に見られた「日本的なサッカースタイル」の継承・強化であろう。小柄で俊敏な日本人選手層でも、世界に通用する戦い方はあるのだ。
繊細できめ細やかなシルキーな攻撃で、大柄で屈強なDF陣の間隙を突き、翻弄することが出来るのだ。
 
 
 今回のロシア大会の収穫は多かったと私は感じている。
 ここから先は日本サッカー協会の選手強化策、日本的なサッカースタイルの構築策、更には監督選考に懸かっているのである。
 
 日本代表が次のステップに進むためには何が必要なのかをしっかり見定めて、次の4年間でしっかり準備をしてほしいと、私は切に願うのである。
 
 
 
                目指せBest8⁉
                JAPAN⁉
 
 
 
 
 
 
                                                                           
 
 
 
 
 
 
 
 

*2018/07/16 2018年ロシアW杯のエピローグ

 
 
ほぼ1か月に亘って行われたW杯が、今朝のフランスvsクロアチア戦で終了した。
私がW杯に感情移入しながら観戦するようになったのは、1998年のフランス大会以降である。
きっかけはもちろん、日本代表が本大会に参加出来るように成ったからであった。
あれから20年の歳月が経ち、6度のW杯がこの間行われた。
当時の私は40代前半とまだ若く、体力も気力も充実していた頃であった。
 
 
フランス大会の時は日本代表はまだまだ未熟で、それを応援する私たちも同様に未熟で選手達の一挙手一投足に一喜一憂していた。
さすがに20年6大会も経験すると、見方も変わって来るし経験を積んだ分、目も肥えてきているのではないかと思っている。
 
監督の采配にいろんなことを感じ、選手起用にも様々な感情を抱くようになる。
実際にどれだけ的を得ているかどうかは別にして、いろんな想いや感情が入って来る。
この間まだ小さかった息子とも、ほぼ対等にサッカー談義が出来るように成った。私も年を取ったわけである。
 
しかしまぁ、4年に一度行われるW杯は楽しみなイベントである。
これから先私自身が何回愉しむことが出来るのかは、神様だけが知っている。
 
今回の大会で一番印象に残っているのは「ウルグアイvsポルトガル戦」の、スアレスとカバーニが演じた大きなサイドチェンジのワンツーパス→フィニッシュであった。
漫画や映画の世界でしか描かれないようなプレーが、目の前で行われたのであった。
あんな大きな展開で、得点を決めてしまうなんて驚きのプレーを目撃できただけでも、夜遅くまで起きていた価値があった。
 
 
そしてまた、日本代表の成長ぶりである。
かつて日本代表の女子サッカーにおいては見ることが出来た「日本的なサッカースタイル」が男子サッカーでも出来つつある事を確認出来た。将来が楽しみである。
 
今回は香川と乾のコンビプレーがその象徴であったのだが、選手個人の名前が変わっても同様のプレーが継続・持続することを、切に願うものである。
そして課題はやはり、DF陣の強化であろう。今回大会でもその点は常に気に成っていた。
そんな中で鹿島のCBの植田がベルギーリーグに移籍する、という朗報が入ってきた。
今後が楽しみである。
 
Jリーグはあくまでも通過点でよいと私は想っている。
世界で通用するDFの選手が増えてくれることを願っている。
優れたスパースターがいても、DFが脆ければ生き残る事も勝ち進む事も出来ないのだから、DF陣のレベルUpは譲れないテーマなのである・・。
 
そして次の課題は監督の問題であろう。
どんなに著名な監督を招聘しても、日本人の個性や特徴を良く識りそれを活かす戦術を構築出来る、能力を持った監督でなければ意味がないのだ。
 
そういう意味では女子サッカーの佐々木則夫監督が、一つの参考例に成るのではなかろうか、と思う。
時間をかけて四年間の間に、日本人に合ったサッカースタイルをしっかりイメージ出来て、それに向けてチームを熟成させられる、そういった手腕のある監督を是非とも採用して欲しいものだと、想っている。
 
「駿馬常に居れども、伯楽常には居らず」という格言がある。
 
優秀で有能な選手は今後もそこそこ現れてくるだろう、しかしそれを見出しその能力を開花させ、発揮させる事のできる有能な伯楽=監督は、なかなか居ないものなのだ。
 
選手を活かすも殺すも監督次第というわけである。
日本サッカー協会はその点を肝に銘じて、次の代表監督を選んで欲しいものである。
それが次の大会で、日本が今回以上に活躍することに繋がるに違いないと、私は想っている。日本代表は常に数千万の日本人が応援し、サポーターとなっているという事を自覚して、日本サッカー協会は次のW杯に臨んでもらいたいものである。
 
 
 
最後に、
お疲れさまでした西野監督& Samuraiブルーの戦士たち⁉
そしてありがとう・・。
 
 
 
 
      
 
 
  
 
 
              
 


 
 

 
 

 
 
 



〒089-2100
北海道十勝 , 大樹町


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
]