昨日は二十四節気の”立冬 ”であった。 いよいよ秋が終わりを告げ、”冬 ”に向かって行く季節が始まることを知らしめる、節目の日である。 実際のところここ数日間は、大陸からの寒気が太平洋側の低気圧に向かって降りてきて、北海道から東北、更には北陸や関東にまでこの寒気は拡散した。 日本列島の北半分は、将に”冬の到来 ”を実感し、体感したのであった。 我が家の在る南十勝でも、早朝には霜が降り、畑や牧草地では、草木を”霜枯れ ”させている。 9月中旬から50日近く採取出来た、畑の果実「ラズベリー」もいよいよその数を減らし、赤黒い実はしおれ、緑の葉も茶色く変色し、冬に向かっているのである。 夜明けの最低気温がマイナス3度となるに及んで、我が家の床暖も、夜中にも点ける様に成った そして晴天が続くと、”放射冷却 ”が始まり日没後の夜空は、その効果で天空の星たちが輝きを一層増し、キラキラと美しい。 まるでプラネタリュームを見ている様だ・・。 冬の厳しさの到来は、この様な天空のショーを観せてくれる。冷涼な空気の中で観る”天空ショー ”は実に印象深いものである。 この地で暮らしていて味わえる、美しいひと時である。 この天空ショーは、4月頃まで半年近くは味わうことが出来るであろう・・。 そうしていよいよ身支度も、「晩秋」モードから「厳冬」モードに、少しづつ替えていかなくてはならない。 緯度の高い処で生息する我々の、生きていくための”環境適応行為 ”なのである。
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