春丘牛歩の世界
 
今月に入ってから、”錦秋 ”という言葉が将にJustfitしていると感じている。
 
我が家の錦秋は主にモミジによって感じられるのだが、「錦秋」は晩秋の真っただ中である事を知らせ、木枯らしと共にいよいよ本格的な冬がやって来る、と我々の目に告げているのである。
 
すでに早朝の最低気温はマイナスに成って久しく、霜は牧草地や我が家の草木や雑草にも容赦なく降りかかり、霜枯れも進んでいる。
 
 
           
           青い芝生にモミジの枯葉が絨毯の様に
       
 
そして日高山脈には既に頂上付近に降雪が起きており、「初冠雪」が確認される。
 
日高山脈の頂上付近は概ね2000mを越えているから、日本海側やオホーツク海側に雪の便りが聞こえてくる頃には、やはり冠雪が観られるのである。
 
 
 
       
 
 
 
またこの時期に私は、今年も沢山の果実をもたらしてくれたラズベリーの茨の枝を伐採し始める。
 
感謝の念を込め、かつ来年もヨロシク!と願いながら、茨だらけの細い枝を剪定バサミで切るのである。
 
こうやって少しずつ冬に向かっての支度を進めている。
既に床暖を入れて1週間以上経つし、今週からはペレットストーブも入れ始めた。
 
夕ご飯には「鍋物」や「汁物」のメニューが増えて来た。身体の中に積極的に”暖 ”を取り入れるのである。
 
そうして”冬には冬の生活を愉しむ ”日々が始まる・・。
 
 
 
 
 
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                 お知らせ
 
*5月2日:『本日コラム2025』に「卯月、さくら月を公開しました。
 
*3月22日:『甲斐源氏の祖、源義光』に新しく
”穴太衆”と”黒川衆”を公開しました。
 
 
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  南十勝   聴囀楼 住人

   
   
                            
      
          
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                                                
  

 
   
      

  
 
2019/11/25

アクティブシニア

 
数か月前に私はJR東日本のシニア世代向けの会員制クラブの会員に成った。これは関東に居た頃から入っていた「大人の休日倶楽部」という会のシニアバージョンで、世間で言うところの「後期高齢者」の年齢に達したからである。
 
この「大人の休日倶楽部」と云うのは現役世代には申し訳ないのであるが、50歳以上の高齢者世代に向けた商品で、幾つかの見逃せない特典があるのだ。
今年3月のコラム「新潟周遊」でも触れているのだが、JR東日本の営業区間やそれにJR北海道の区間を加えたエリアが4・5日間ほど定額で、乗り放題で利用できるシステムがある。
 
具体的には東日本管内であれば15,000円程度、それに北海道を含めると26,000円程度だったと思う。しかも新幹線や特急券の指定席を6回まで使えるのだから、とてもお得なのである。
ところが今回のシニア向け商品「大人の休日倶楽部ジパング」に成ると、その対象にJR東海や西日本・九州なども含まれるのである。
しかも201㎞以上の区間であれば乗車券だけではなく新幹線を含む指定券やグリーン券などが20%~30%Offに成るという。これはとても大きい。
 
 
                 
                          
 
 
私のように、北海道を根城にしながら関東に毎月出かけたり静岡や新潟・京都といったエリアまで足を延ばす人間にとっては、とても助かるのである。
時間だけ考えれば飛行機での移動が優先順位は高いのであるが、物語の取材と称してあちらこちらに動き回る私のような人種にとっては、まことにありがたい特典なのである。
 
もちろんこのシステムを導入した背景には、しっかりとした企業の論理が存在しているのであるが、観方によっては高齢者向けのある種の社会福祉制度のようなものである。
実際には長距離での移動で出来るだけJRを使ってほしいと云う事や、比較的乗車率が低下する閑散期での乗車率Upを狙っての事なのであろうが、空気を運ぶよりはましだと、経営サイドは考えてこのような企画商品を作ったのだと想う。
 
 
そこで還暦を過ぎた我々世代に着目し、完全リタイアの態勢に入り始めるころ合いを見計らって、シニア向け商品を提供する、というわけである。
何せ我々世代には時間はたっぷり余っているのである。と同時に一部の人たちを除いて懐は寂しいのである。
 
この供給者の都合と需要者のニーズやウォンツがうまくかみ合った時に、マーケティングは効果を発揮し世の中が動くのである。即ちここにおいて「アクティブシニア」なるものが誕生し、平日の込んでいない日を見計らって、我々のようなシニア世代があちらこちらに動き出すのである
 
私は今回の関西行きで初めてこの「シニア世代向け商品」を使う予定でいるのであるが、この特典があるから関西から息子の居る神奈川に向かう途中で、遠州に立ち寄ろうかと考えている。
もちろん遠州には立ち寄って確認したいことや、情報を収集したいことがまだ残っているから、である。
 
結局20%近く浮いた旅費を使って、また途中下車などをしてJRやレンタカー会社を潤すことに成るのである。ついでに新幹線駅構内で夕ご飯などを食べるとなると、当初より持ち出しになるかもしれない。結局はJRの思う壺なのかもしれないのだ・・。等と想いながらも実際のところは、愉しんでいるのである。
 
そして多分この仕組みはJR東日本だけではなくて、東海や西日本・九州・四国・北海道の各JRも採用しているはずだから、ご興味のあるシニア世代やシニアに達した両親を持つ方々は一度調べてみたらよいのでは、と想うのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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〒089-2100
北海道十勝 , 大樹町


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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