2019/2/9
40数年ぶりの寒波到来 |
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昨日2週間ほどの札幌・函館遠征の帰りに、日高山脈の中腹からいよいよ十勝に入る、という「新得」の山麓で特急列車が、急停車した。 ”列車が何モノかに衝突したので、停車します”との車内アナウンスが流れた。 その間、乗務員が列車の車両前部辺りを確認した様で、14・5分間停車していた。 運転再開を待つ間私は”何に”衝突したのだろうか、と思いを巡らせつつ車窓から周囲を見廻した。 ![]() 小鹿が跳ねながら右上奥に消えた すると、山間の鉄路に架かる小川の先を白いお尻をしたベージュ色の小動物が、ピョンピョンと跳ねて林の中に逃げていくうしろ姿が観えた。 そういえば「追分駅」を過ぎて日高山脈に入り、「新夕張駅」を越えた辺りから、車窓から何匹かのエゾシカを目撃したことを思い出した。 「占冠」周辺では母鹿に率いられたと想われる4・5匹のファミリー、「トマム」を過ぎた辺りでは立派な角を生やした牡鹿や、それとは別の親子2匹連れ、といった具合にである。 山のあちこちには、そこかしこにフキノトウの群生が確認できたから、ようやく日高山脈でも春の息吹が感じられていたのだ。 それら春の山の恵みを求めて、厳しい冬を越したエゾシカたちが早春の日高山脈を闊歩していたのかもしれないな、などと想い始めた。 ![]() 残雪の中のフキノトウ 先ほどの小鹿が、小川沿いの林の中に逃げ込んだのはひょっとして、連れ立って夕食を求め闊歩していた母鹿や、兄弟鹿・姉妹鹿が特急列車の犠牲になったから、なのだろうか・・。 とそんな風に想像したら、少し心が痛んだ。
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![]() まだまだ幼い富士桜の花弁 |
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