2018/10/4
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自然災害との共生 |
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颱風が毎週のようにやって来る。 先週は24号で、ちょうど十勝から関東に仕事で向かう日程に重なった。午後一の飛行機は颱風の影響がまだなく、直前まで気をもんでいたがスケジュール通りに飛んで、無事に羽田に到着することが出来た。 その夜の飛行機はさすがに運休したようで、息子の家で聞いた颱風の強い風は大きな音をたてながら明け方近くまで、唸り声をあげていた。 翌朝からは颱風一過の晴天で、一件落着かと思ったらこの週末には、次の颱風25号がやって来るという。 実は今から1か月ほど前の台風21号の時に私は次の物語の題材を求めて、越後新潟に行っていた。四国→関西→北陸→日本海というコースを通り、関空が大きなトラブルを起こしたあの颱風の時の事である。 新潟の上越地方を中心に4泊していたのだが、その際に21号が輪島辺りから佐渡島に抜けた様である。 そのルートは当然上越を通過したのであった。 颱風が接近した時刻私は市立図書館に籠って、ひたすら資料を読み漁り、コピーを続けていた。 そして台風が通過した次の日の未明には、家のある北海道が大地震に見舞われれた。 といっても我が家のある南十勝は、震源地からは150kmほどは離れていることから、震度4で済んだようだ。 従って、地震の影響は殆ど無かった。影響があったのは停電の方である。電気が通じる迄2日ほどかかった。 ![]() 今回の24号の影響が、遠州のかつての安田義定公の領国である遠江之國辺りでは、今でもまだ続いてるらしい。4日以上停電が続いてるとの事だ。送電網が被害を受けたのだろう・・。 私はたった2日間の体験であったが、停電による日常生活の不自由さというか不便さは身に染みている。 先ずは遠州の方々に、お見舞い申し上げる。その不自由な生活に対して・・。 森町周辺にはお世話に成っている方々もいるのである。 しかし北海道に居ても遠州に居ても、はたまた沖縄に居ても自然災害の脅威は避けて通れないであろう。 人間の都合に関係なく、自然の営みは続いていくしその影響がもたらすパワーは、人間にとって必ずしも良い影響ばかりではないからだ。 従って、私達人間はその自然災害が起こり得る事を常に考慮して、自分たちの生活のあり方を考え、折り合いをつけていくことを考えて、生きて行くしかないのである。望むと望まないとに拘わらず、である。 7月の集中豪雨やこの夏の度重なる颱風、そして大地震それらに遭遇している人達が直面している事は、明日の自分自身の問題なのかもしれないし、来年自分が遭遇するかもしれない課題、なのかもしれないのである。 颱風や地震による災害の報に接するに当たり、もう一度今の自分が生活している自然環境を、謙虚に見つめなおすことも大事だと思う。 私自身では、この前の地震に伴う停電を通じて、その事を改めて考えてみたのであった。 その上で、日常生活を最低レベルで維持するために必要不可欠な、家庭生活インフラを確保するように、手を打ち始めたところである。 度重なる颱風の上陸を前に、自然災害と共生するために今何をやっておくべきかを、改めて考えてみるのも良いのではないかと、私は想うのである。 ![]() ![]() ![]() |
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