2018/10/18
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鶴来たりなば、 |
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冬遠からじ・・。 我が道東南十勝大樹町にも、丹頂鶴の姿が目立つように成って来た。 30羽前後は来ているようだ。少なくとも私が確認した数はそんなものだ。 早朝、丹頂鶴は編隊をなして7・8羽「クック~ッ、クック~ッ」と、しり上がりの高い声を上げながら中空を飛んでやって来る。 朝食を食べに群れを成して、刈り入れの終わったデントコーン(トウモロコシ)や牧草地に向かうようだ。 刈り入れの終わったそれらの畑地には、大きなトラクターが収穫時に取りこぼしたトウモロコシを初めとした穀物の実が、そこここに散らばっているらしいのだ。 例年10月の中旬頃に成ると丹頂鶴を初め白鳥なども、シベリア辺りから越冬のためにって来るのである。 そのうち丹頂鶴は大樹町の湖沼などを中心に春先まで定住する事が多いが、白鳥などはここから更に南下して行き、道南辺りまで行ってから津軽海峡を渡り、本州まで行って冬を越すように成るようだ。 道南渡島でも津軽半島や下北半島に最も物理的に近い「知内町」や「函館」辺りから本州に渡ることが多いようである。 大樹の市街地に買い物などの行き帰りに丹頂鶴のグループを見かけることが多くなると、私達はそろそろ本格的な冬がやって来ることを、意識しだすのである。 移住以来の10年近くの経験で学んだことである。 今朝は家人がこのシーズン初めての床暖房を入れた。最低気温が一桁台の前半に成ってきたことにも依る。 昨今の灯油高騰を気にしながら、我が家では冬の到来を実感しているのである。 ![]() |
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