2018/5/4
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丹頂鶴のダンス |
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この時季、家の近くでは丹頂鶴が数羽から数十羽見ることが出来る。 どうやら彼らや彼女らは、エサを探しつつパートナーを探しているらしい。 オスとみられる鶴がしきりにメスと思われる鶴の前で、羽を大きく羽ばたかせている。 その行為は自分の持つ羽の大きさやすばらしさを、メスに見せつけているようであり 自分をアピールしている様に思える。要するに婚活をしているのだろう。 彼らはカップリングを終えると、たぶんこれからそう遠くない時期に、シベリア辺り に向かうのではないかと、想われる。 2・3週間前に白鳥たちの群れが数百から千羽単位で群集し、飛行訓練を重ねたうえで 北へと向かったのと同じような事が起きると思われるからだ・・。 尤も、そのうちの何羽かは北帰行せず、つがいでこの大樹に残ることに成るのではな いか。 私の住んでる大樹には夏でも何組かのカップルが残り、新たに誕生した家族を迎えて、 子育てしている姿を時折見かけるからである。 人口減が進むこの町では、夏もこの町に残る丹頂鶴のファミリーに住民票を与えたら どうだろう、と思ったりもする春の一日である。 |
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