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2019/2/9
40数年ぶりの寒波到来 |
「TACO」と「MAGA」人 この耳慣れない二つの単語は、いずれもここ二・三年の間にアメリカやジャーナリストたちの間で使われるようになった、新しい政治・経済用語である。 「MAGA」は現アメリカ大統領のドナルドトランプが、二年前の大統領選挙時に自らのスローガンとして好んで喧伝した Make America 「再びアメリカを偉大にする!」 Great Again の略語で、このスローガンのもとに参集して来た「トランプ支持派」で、所謂「岩盤支持層」といわれ、何があってもトランプ氏がする事に「揺ぎ無い支持」を与える、支持層を指す。 「アメリカ第一主義」を唱える保守的な共和党支持者で、同時に17世紀ごろに誕生した「聖書第一主義」を頑なに守っている、即ち宗教保守主義者であり、現在有権者の30%前後存在しているといわれている。 属性としてはUSAの中部や南部に生活している、ブルーカラーや農業従事者といった「非高学歴者」や、裕福な年金生活者等が多い、とされている。 従ってここでは 「MAGA」人 = ドナルドトランプ氏と 「MAGA政策」を支持する人 を指して言ってるのである。 ![]() 次に「TACO」であるが、こちらは去年イギリスの著名な経済紙『フィナンシャル・タイムズ』の看板コラムニストが、トランプ氏の政治・経済スタンスを指して言い始め、普及したジャーナリズム造語である。 その造語は Trump Always = トランプはいつも Chickens (最後は鶏の様に)逃げ回る Out の略語で、二回目の大統領に就任した昨年の4月に世界に宣言した「トランプ関税」と、その後の「ドタバタ対応」を皮肉って名付けられた造語である。 それが、アメリカのウォール街=金融街に生息する金融関係者の間に浸透し、すっかり定着した新しい造語であり、皮肉を込めた「政治・経済用語」となっている。 欧米人にとって「チキンout」は、「チキンレース」等の肝試し的な勝負の際に、初めは勇ましい事を言ってたくせに、いざガチンコで衝突する間際になると、臆病になって鶏が駆け回るようにして、逃げ去ってしまう「情けない人物」を指している。 従って「チキンout」は「臆病者」を指す、侮蔑的なレッテル貼りでもあるのだ。 私はこの言葉を聞いて若い頃観た映画『アメリカングラフティ』の、チキンレースの場面を思い出した。 因みにこの造語を、大言壮語が大好きな米大統領は嫌っており、ジャーナリストたちがこの言葉を使って質問すると、怒って横を向いてしまい、応えないのだという。 よほどこの造語が彼の心に、「ササって」るんだろう・・。 そんな彼の政権下でつい先週も、このTACOを想定されるようなエピソードがあった。 昨年4月にトランプ政権が世界中に宣言した、「相互関税訴訟」に対する、連邦最高裁の「違憲」判決が出た後の、彼らの対応である。 判決ではトランプ大統領による「相互関税」は、「大統領権限を逸脱」しており、「憲法違反」であるとの判決が下されたのだ。 トランプ氏はその日のうちに、「通商法122条」を新解釈して「全世界からアメリカに輸入される」すべての商品に「10%の課税を課す」と宣言したのだ。 ところがその翌日には、「15%」に税率を上げると修正した。 判決が出されたその日のうちに、「通商法122条」を引っ張り出したのは、事前に政権内でも代案を協議されていたであろうから、最高裁の判決後「プランB」として早速表明したわけである。 ではあるが「何%にするか」はその時点では決まってはおらず、彼は違憲判決への怒りと、腹いせにまかせて SNSで、「10%の課税」と言ってしまい その後の、取り巻きのYesマンたちからのアドバイスで、 「15%の課税」にと修正したのだ、と推察される。 ![]() この様なドタバタ政治・経済劇をわが国や漢字文化圏では 「朝令暮改」 と言い、 「事前に十分練り上げられてこなかった」「腰の定まらない」権力者や政府によって、 「思いつき」的に「発表」「発令」される「法律や政令」の事を、侮蔑を込めて言うことが多い。 さて、そのようなTACO米大統領を尊敬して止まないわが国の女性首相は、先週の「所信表明演説」で 「経済成長を推進するボタン」を 「押して、押して、押して、押して、押しまくる!」 と数百人の国会議員たちを前にし、NHK等のマスコミのカメラに向かって叫んでいた。 この女性首相はよっぽど、同じ単語を5回繰り返して叫ぶことが好きなようで、以前は 「働いて、働いて、働いて、働いて、働きまくる!」 と、叫んでいた。 そして、2026年度の予算審議をいよいよ始める、といった段になって「働いて☓5乗」の代わりに衆議院を解散して、総選挙に打って出たのであった。 その女性首相がこれからどの様な政策を語り、どの様な法律を作っていくのか、私は期待と興味を持って待っているところである。 3ケ月後の「2026年度予算案」や、半年か1年後に出されるかもしれない「国論を二分する法案」の審議や、採決がどの様に出され、それに対する日本国民の反応や、世界の金融市場関係者がどのように反応して来るのかを、注視して行く予定である。 その結果日本初の「絶叫型」の女性首相に対して、どんなニックネームがジャーナリストやコラムニスト達によって付けられるのかについても、大いに興味があるのだ。 Takaichi 00000 00000 Sanae ![]() |
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